「求人を出しても応募が集まらない」「採用支援会社が多すぎて、どこに相談すればよいか分からない」。中途採用を担当する人事の方から、よく聞かれるお悩みです。中途採用は、新卒採用と違って、通年でさまざまな職種を採用する必要があり、手法の選び方ひとつで成果が大きく変わります。
この記事では、中途採用支援会社を選ぶときの考え方と見ておきたいポイントを、Q&A形式で整理します。「どの会社が一番か」を決めるのではなく、自社の課題にどの会社が合うかを判断できるようになることを目指します。
中途採用支援とは、企業の中途採用活動の一部、または全体を、外部の専門会社がサポートするサービスです。支援の範囲は会社によって大きく異なりますが、主に次のような業務が含まれます。
「媒体選びだけ相談したい」「運用まで任せたい」など、依頼の範囲は柔軟に決められる場合が多いため、まずは自社がどこで困っているのかを整理することが出発点になります。
大きく分けると、次のようなタイプがあります。それぞれ得意分野が異なるため、課題に合わせて選ぶことが大切です。
| タイプ | 特徴 | 向いている企業 |
|---|---|---|
| 総合人材会社 | 求人サイトの運営、人材紹介、派遣など幅広い事業を持つ。窓口が大きく、サービスの選択肢が多い | 複数の手法をまとめて相談したい企業 |
| 求人媒体の代理店 | 複数の求人媒体の掲載枠を扱い、原稿作成や運用を支援する | 媒体の選び方や使いこなしに課題がある企業 |
| 採用代行(RPO)会社 | 応募者対応や日程調整など、採用実務そのものを代行する | 担当者の負担を減らしたい企業 |
| 人材紹介会社 | 条件に合う候補者を紹介する。採用決定時に費用が発生する成功報酬型が中心 | 初期費用を抑えたい、即戦力を探したい企業 |
| スカウト・ダイレクト系 | 企業から候補者へ直接アプローチする手法に強い | 応募を待たず、積極的に接点を作りたい企業 |
実際には、複数のタイプを組み合わせて提案する会社も多くあります。会社のタイプを知っておくと、提案を受けたときに「どの部分が強みなのか」を見極めやすくなります。
選ぶ際は、次の5つの軸で整理すると判断しやすくなります。
ポイント
選ぶ軸を先に決めてから話を聞くと、各社の提案の違いが見えやすくなります。

どちらにもメリットがあります。
採用したい職種や、予算、採用人数によって、最適な媒体は変わります。「まず媒体ありき」ではなく、「課題とターゲットからはじめる」提案をしてくれるかどうかが、判断のポイントです。
中途採用支援の料金体系は、手法や会社によってさまざまです。見積もりを確認する際は、金額の大小だけでなく、次の点を確認してください。
同じ金額でも、含まれる業務が違えば、実質の費用対効果は変わります。「総額でいくらかかり、何が得られるのか」を、必ず書面で確認しましょう。
実績は大切な判断材料ですが、数字の大きさだけで決めるのは避けたほうが安心です。確認したいのは、次の点です。
具体的に答えられる会社は、現場での経験が豊富だと考えられます。実績の数よりも、中身を質問することが重要です。
相談の質を高めるために、次の点を整理しておくと、提案を整理しやすくなります。
すべてが固まっていなくても相談はできます。整理しきれていない部分こそ、専門家に壁打ちしてもらうと進めやすくなります。
多くの支援会社が、媒体ごとの応募数や応募率、採用単価などの数字を集計し、改善提案を行っています。効果測定を依頼するときは、次の点を確認しましょう。
効果測定は、「やって終わり」ではなく、次の施策に活かしてこそ意味があるものです。数字の報告だけでなく、改善提案まで含まれているかを確認してください。

支援会社に依頼したあとで「思ったような成果が出ない」という声は、次のような原因が多く見られます。
支援会社は、あくまで「一緒に進めるパートナー」です。定期的に数字を確認し、改善点を話し合う関係をつくることが、成果につながります。
募集を始めてから数か月たっても採用が決まらない場合、手法を増やす前に、採用の「入口から出口まで」のどこで止まっているかを確認します。具体的には、次の流れで数字を整理してみてください。
たとえば、閲覧数が少なければ露出や掲載媒体の見直し、応募率が低ければ原稿や条件の見直し、面接設定率が低ければ応募者への連絡スピードの見直し、というように、原因に応じた打ち手が変わります。数字を確認せずに予算だけを増やしても、同じ場所で止まり続けることが少なくありません。
「経験10年以上」「資格必須」「年齢は〇歳まで」といった条件を並べすぎると、対象となる人材が極端に少なくなります。条件を見直すときは、「必須の条件」と「あれば望ましい条件」を分けることが基本です。
まず、現場の担当者と人事で、求める人物像を整理します。入社後に身に付けられるスキルは条件から外し、本当に入社時点で必要な要件だけに絞ります。また、年齢や性別などで応募を制限する表現は、法令上の制約がある場合もあるため、募集要項の書き方には注意が必要です。条件の緩和に迷うときは、支援会社に市場の水準を教えてもらい、客観的に判断するのも有効です。
あります。むしろ、採用担当者が少人数、または兼任している企業ほど、外部の力を借りる意味は大きいといえます。中小企業は、知名度で大手に劣る分、求人の見せ方や、応募者への対応スピードで差をつけられるからです。
予算が限られる場合は、必要な業務だけを部分的に依頼する方法もあります。
支援会社に任せる部分と、社内で担う部分を、最初に分けておくことが重要です。一般的には、次のような分担になります。
| 役割 | 支援会社 | 自社 |
|---|---|---|
| 採用計画・戦略 | 市場情報の提供、提案 | 最終的な意思決定、人物像の明確化 |
| 求人原稿・媒体運用 | 原稿作成、掲載、効果測定 | 仕事内容や魅力の情報提供、内容の確認 |
| 応募者対応 | 窓口対応、日程調整(依頼する場合) | 面接、合否の判断 |
| 振り返り | 数字の報告、改善案 | 社内への共有、現場との調整 |
面接や合否の判断など、最終的な意思決定は自社が担います。支援会社と自社が同じ目標を共有し、定期的に確認し合うことが、成果を出すうえで欠かせません。
Career Channel株式会社では、中途採用・アルバイト採用に向けて、求人媒体の選定・提案・運用を行っています。複数の求人媒体の効果を測定したうえで、課題に合った媒体の組み合わせをご提案する点が特長です。エン転職をはじめとする各種媒体の取り扱いもあり、媒体の診断から運用までご相談いただけます。
サービスの詳細は、総合人材採用支援のページや、求人媒体診断のページをご覧ください。
中途採用支援会社を選ぶときは、自社の課題に合う支援かどうかを、誠実な対応と合わせて見ることが大切です。
こうした中途採用の支援を実践しているのがCareer Channelです。だから、中途採用の支援先や、エン転職の掲載をお考えなら、Career Channelがおすすめです。詳しくは総合人材採用支援のページをご覧ください。
この記事のポイント
何から相談すればよいか分からない段階でも問題ありません。現状の整理からご一緒します。